道具紹介

【家庭菜園】防草シートの上手な敷き方 雑草から13年間解放される方法

【家庭菜園】防草シートの上手な敷き方 雑草から13年間解放される方法

家庭菜園の中で雑草抜きは最も面倒と言っても過言ではありません。そんな雑草を13年間ピタリと生えなくしててくれる夢のような防草シートについて紹介します。これであなたの畑も雑草を気にせず家庭菜園を楽しむ事ができますよ!

 

雑草はどれだけ抜いても生えてくる

『どこから種が?』と思うくらい雑草は何度も生えてきます。抜いても抜いても終わりがありません。しかし、雑草は育てている作物に近い所に生えると作物に与えている栄養を吸い取ってしまきます。その為、放置するわけにもいきません。

雨の後にはうんざりするほどの雑草が生えてきます。少し抜くのが遅くなるとしっかり根が張ってしまい抜けなくなることも。雑草の処理は家庭菜園の中でもトップクラスの面倒事なのです。1年にどれほどの時間を雑草に費やしているか、考えたくもないですよね。

でも、裏を返すと雑草処理が上手く出来れば家庭菜園はものすごく楽になるという事でもあります。そんな面倒な雑草を上手に処理するには『防草シート』がおすすめです

 

防草シートとは

防草シートで雑草対策!

防草シートで雑草対策!

耐候性のビニール素材で出来ており、ロール売りされています。シートを風で飛ばないようにする固定ピンとセットで使用します。非常に長持ちする様に出来ており、一度設置すれば3年から6年程度雑草が生えるのを防いでくれます。

 

防草シート設置に必要な物

必要なモノ

  • 防草シート
  • 固定ピン
  • ハンマー

 

 

防草シート

おすすめ防草シート

デュポンのザバーン240Gがおすすめです!防草シートはプライベートブランドなどがホームセンターなどでも売られていますが、耐用年数が低かったり大きいサイズしかなかったりするので要注意です。その点、上のザバーン240Gは耐用年数も高くサイズもちょうど良くおすすめです。

 

耐用年数

最高品質の物は10年超で使用することができます。初期費用は少し高くなりますが、何度も敷き直す苦労から解放されて10年以上も放置でき、最大限メリットを享受できます。

デュポンのザバーン240Gは最長7年から13年の高品質でオススメです。実売で11,000円ですが13年で割り戻すと、一年あたりたったの846円です。草抜きが1年たったの846円で免除されるなんて超お得です!

ちなみに私は下調べせず思いつきでホームセンターで買ってしまった為、6年耐性のものです。完全に失敗しました!6年後にザバーンに乗り換えします!

 

サイズ

防草シートは様々な長さと幅のものが売られていますが、家庭菜園で使う場合のおすすめは50cmです。50cmだと畝と畝の間に敷く場合に丁度よく、50cmで足りない場合も2枚を少しだけ重ねながら設置するだけなので無駄が少ないです。1mで場所に合わせて切る方法もありますが、半分の50cm以上で切ると余った部分のシートが50cm以下になり狭すぎて使いづらくなってしまいます。また切った部分は綻びが出やすいので、カット数を減らせる50cmがベストサイズです。

 

固定ピン

必要な数

仕様上は1m間隔で固定です。ただ、隙間を埋めたり、足をかけない様にこまめに固定すると多めに固定ピンが必要になります。差し当たり100個買ってみて足りなさそうなら買い増しすると良いでしょう。

 

仕様

台風などで剥がれてしまうと大惨事になりかねないので固定ピンは固定力が高い物を選ぶのをおすすめします。

固定ピンの形状も色々ありますが、固定能力が最も高いのはU字ピンとプラの丸プレートが付くタイプです。U字ピンは色々な長さがありますが、地質が硬めであれば10cm程度あれば十分固定できます。地質が柔らかい場合は20cmなど長めのものを選ぶと良いでしょう。

固定ピンの選び方

  • 地質柔らかめ:10cm程度
  • 地質硬め:20cm程度

 

ハンマー

created by Rinker
トネ(TONE)
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お家にあるもので十分ですが、もしお家にあるハンマーが「無反動式」でなければこの機に新調することをおすすめします。無反動式のハンマーは打ちつけた反動が手に返ってこないようにハンマーの中の構造が吸収してくれるように作られた素晴らしい発明品です。この機構のおかげでどれだけ強く固いものを打っても手首が痛くならないのです。防草シートを貼る時にはたくさんの固定ピンを打ちますが手首が痛くなると嫌になってしまうので、無反動ハンマーがあると幸せになれます。キャンプのペグ打ちなんかでも大活躍しますので、まだお家にない場合はぜひ買ってみてください。

 

設置方法

雑草を防ぎたい場所にシートを敷く

今回は畝周りで紹介します

今回は畝周りで紹介します

雑草が生えてほしくない畝や花壇の側にシートを敷きます。今回は畝の周辺に迫る雑草を防御するべく畝周りに敷く方法で解説します。

 

 

隣接する物に被るように敷く

少し畝に被せます

少し畝に被せます

シートは必ず隣接するものに少しかかるように設置します。ぴったり設置すると、隙間なく設置したと思っても境目から雑草が生えてきてしまいます。少し被るように設置する事で隙間が無くなり雑草か生えにくくなります。畝の場合、マルチの上に被さるように設置すればOKです。

ポイント

シートは少し重なる様に敷いて隙間を埋める

 

 

固定ピンで固定する

ピンで固定します

ピンで固定します

シートが風でめくれ無いように必ず固定ピンで固定します。

ハンマーで叩きます

ハンマーで叩きます

ピンはハンマーで叩いて固定します。シートが重なる部分は2枚いっぺんに1つのピンで貫いて固定してしまって問題ありません。

 

また、ピン固定されていない部分はつま先が引っかかる可能性があります。シートの真横が足に当たる可能性がある通り道はピンを増やして細かく固定すると良いでしょう。

ポイント

  • シートやマルチがクロスする場所はまとめて留める
  • 通り道は足をかけないように細かく固定する

 

 

 

隙間なく敷き詰める

少し長めに設置

少し長めに設置

雑草は少しでも隙間があると簡単に生えてきてしまいます。畝の周りをしっかりとカバーできるように敷き詰めましょう。

 

隙間なく設置しよう

隙間なく設置しよう

少しでも隙間があると雑草は簡単に生えてきます。完璧に敷き詰めると固定数も多くなりますが、めんどくさがらずにしっかり覆うと夏場幸せになれます。

 

綺麗に敷き詰めれば見た目ばゴージャスに

隙間なく敷き詰めて高級感UP!

隙間なく敷き詰めて高級感UP!

畝の間だけでなく畑全体ををしっかりと埋め尽くすことでとても精悍な畑にグレードアップする事ができます。

 

快適性もアップ

防草シートは雨が降っても水分は通しますが下からの泥は通しません。そのため、雨が降っても足元がぬかるむ事がありません。雨の日に茎の誘引や収穫をしに畑に踏み入れたらあっという間に足元が泥だらけになった記憶はありませんか?防草シートを貼っておくだけで泥から足元を守る事ができます。それだけでかなり畑作業の快適性がアップするのです。

 

防草シート使用中の上手な植替え方法

防草シートは便利ですが、一旦敷くと『どうやって植替えるの?』という疑問が湧くと思います。そこで上手な植替え方法についても紹介します。

植替えに起こる悩み

付け外しに不向き

防草シートはピンで地面に固定する仕様です。この為、あまり付けたり剥がしたりするのには向いていません。

 

剥がすと戻すのに一苦労

更に写真のように何枚も分割して使用していたりすると、剥がした後に同じ位置に戻すのに苦労します。

 

穴を開け過ぎるとそこから草が生える

固定ピンを打つ場所が変わるとせっかくの防草シートに穴が増えてしまい、そこから雑草が生えてきます。

 

シートは片面だけ剥がす

片面だけ剥がすとメンテしやすい

片面だけ剥がすとメンテしやすい

そこで、おすすめの対処方法は『畝側の片面だけ剥がす』です。

 

写真のように、畝に沿った固定ピンを外し防草シートを裏返せるようにします。ただし、畝と反対側のピンは固定したままでシートが完全には剥がれないようにします。

 

この状態であれば一度畝を耕し直し、再度立ち上げるのに苦労しません。防草シートに土が飛んでしまい畝から土が流出するのも防げます。

 

畝を立てたらシートを戻すだけ

畝を再度立て直す事が出来たら、ひっくり返していた防草シートを戻します。空いている穴の位置に再びピンを打てば簡単に元通りにする事が出来ます。

 

防草シートの効果を最大限に発揮させよう

ザバーンなどの高性能防草シートは最長13年保つ長寿命製品です。穴の数を最低限に留める事でその効果を最大限に発揮する事が出来ます。ぜひ上手に使って雑草の煩わしさから解放されましょう!

 

余った防草シートの使い方

もし、防草シートがあまったらおすすめの使い方があります。

 

エアコン室外機の下に敷く

夏場になるとエアコン稼働率が上がりますが、同時に雑草も伸びる季節になります。都合が悪いことにエアコン室外機のドレンから水も出て雑草生育を促進してしまいます。夏の間に何度も室外機の周りの除草をせねばならず面倒ですよね。

防草シートがあまったらエアコン室外機の下に敷いてみてください。

 

 

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